先日、こんな記事を目にしました。
http://d.hatena.ne.jp/hanazukin/20150204/1423008998
中高生が取得したドメイン名がアダルトなサイトになる日
内容はリンク先の記事を見て欲しいのですが、中高生が作成したサイトのドメインが知らないうちに一般企業、まあちょっと行儀の良くないような企業に使われているという内容です。
それにしても、なぜ、全然業種が違う会社がわざわざドメインを取得して使っているのでしょうか?
そもそもドメイン名とは?
と、本題に入る前に、まず、ドメインとは何かを確認しておこうかと思います。よくドメイン、ドメインと言っていますが、もう少し細かく見ていきますね。
ちょっと、Yahooを例にしてみますが、YahooのURLはこうですね。
http://www.yahoo.co.jp
単語というか文字が「.(ドット)」を使って区切られているんですが、一番右の「jp」が国を表しています。「jp」はもちろん日本、「uk」だとイギリスといった感じですね。あと、「com」や「org」、「net」なんてのを聞いた事がある人もいると思うけれど、実は次に説明する業種を示すドメインです。あれ?じゃあどこの国?って思いかもしれないけど、これらはアメリカを表しています。そもそも、インターネットがアメリカ発祥なので、ちょっと特別なんだね。
さて、次に、「co」ですけど、これが業種を表すドメインです。Yahooの「co」は法人を表しています。他には、「ne」だとネットワークに関連する業種。携帯のアドレスで、「docomo.ne.jp」っていうのは、携帯電話のネットワークに関連する業種ってことですね。また、「go」っていうのはgovernment、政府のサイトということを示しています。
で、次の「yahoo」が、自分たちを識別するために選んだドメイン名です。名前と言ってもいいと思います。
で、このドメインですが、重複は出来ません。例えば、Yahooが人気あるからって自分も「yahoo」を使おうとしても、出来ないってことです。仮に、どうしても「yahoo」というドメイン名を使いたいとしたら、お金を出して権利を譲ってもらうか、期限切れになったタイミングを狙って、登録をする必要があります。
あと、「www」ですが、これはこのURLがWebサーバにあることを表しています。よく、「mail.xxx.xx.xx」っていうのを見たことがあるかもしれませんが、これはメールサーバにあるという意味になります。
ドメインの期限って?
上の方でもちょっとだけ触れたのですが、ドメイン名は一度取得したら一生使える訳ではなく、年単位で更新をしなければなりません。これは、必ず一年ごとって訳ではなくて、会社によっては何年か分をまとめて契約している所もあります。
で、もし更新を行わず期限が切れてしまったら、他の人がそのドメインを使えるようになります。なので、皆がYahooのドメインを使いたいと思った時も、仮にYahooが更新を忘れてたらみんなもYahooのドメインを使えます。といっても、一応理論的には可能なんだけど、普通の企業はドメインをしっかり管理しているから、まずそんな機会はないだろうけどね。

なぜ、他のドメインを使うのか?
さて、これまでドメインの基本的な部分を見てきたけど、なぜ他の人が取得したドメインを使うのか?この理由に触れてみたいと思います。
まず、今回のような中古ドメイン(誰かが使っていたドメイン)には、リンクが既に張られていることがあります。いわば、新しく公開したのに、もう他のサイトからリンクを張られている状態ですね。
そして、他のサイトからリンクを張られた時、リンク元のサイトが権威のあるサイトだった場合、普通の被リンク以上の効果をもたらすこともあります。例えば、みんなが何かを作ったとした場合、普通の人に褒められるより、その道の専門家に褒められた方が、その作品に対しての評価がより高まるといった感じかな。で、権威のあるサイトとしては、もちろんアクセスの多いサイトもあるだろうし、政府とかのサイトも含まれます。
今回、生徒さんが作ったサイトのドメインが他の企業に使われたのは、おそらくこの理由のためかなと思います。元々紹介されているサイトからもそうだし、生徒さんの高校からもリンクが張られていることがあるんじゃないかな。そういった点を考慮して、期限が切れたドメインを使ってるんだと思います。まあ、元ページに載せられたサイトを見ると、SEO業者さんが被リンクを集めるために購入したという感じで、これらのサイトが表にでることはまずないと思いますけどね。
